作業服というと上着や防寒着に目が行きがちですが、作業服を選ぶ時に忘れてはいけないのがズボンです。さまざまなタイプのズボンがあるので、作業服を購入する場合は選び方のポイントを良く知った上で選ぶことが重要です。
ここではズボンの選び方などについて紹介しているので、作業内容や作業環境に合ったズボンを選ぶようにして下さい。
作業服の役割やメリットについて
作業服の役割としてまず挙げられるのが危険や汚れから身を守るという点です。作業内容や作業場所によっては、素肌のままや薄い服を着て作業をすると危険な場合がありますが、しっかりした生地の作業服を着ることで安全に作業ができます。
また、作業服を着ることで服が汚れるのを気にせずに作業に集中できるというのも、作業服の大きなメリットと言えるでしょう。保温性が高いものや、吸水性が優れているものなど、さまざまな特徴を持った作業服があります。
そのため、温度の低い場所や寒い季節には保温性の高いものを選んだり、大量に汗をかく場所や季節の作業では吸水性に優れた作業服を選ぶことで、快適に作業をすることができます。作業服の中には防火性や防水性に優れたものもあります。
火を使う作業をする時や、屋外など濡れやすい場所で作業をする時は、そういった性能の作業服を選ぶことで、安全に作業ができるというのも作業服のメリットとなっています。
つなぎタイプの作業服の特徴について
作業服の形は大きくつなぎタイプとセパレートタイプの2種類に分けることができます。つなぎタイプは文字通り上着とズボンがつながっているタイプで、つなぎタイプの特徴はベルトを使っていないという点です。着替える時にベルトをする必要がなく、ウエスト部分からほこりなどが入ってこないというメリットがあります。
また、上下がつながっているので、上着やズボンだけが何かにひっかかって脱げたりする心配がないのもメリットと言えるでしょう。メリットがある一方で、つなぎタイプは慣れるまでは着脱に手間がかかったり、トイレの時に面倒というデメリットもあります。
また、気温などに合わせて上着だけを脱ぐことができないため、温度調節が難しい場合があるというのもつなぎタイプの作業服のデメリットと言えそうです。
セパレートタイプの作業服の特徴について
作業服に多いのがセパレートタイプです。セパレートタイプの特徴は上着とズボンが別れているという点です。上下揃いの作業服を着て作業をすることもできますし、天候や外気温に合わせて暑い時は上着を脱いだり、逆に寒い時は中にインナーを着るなど、着脱が楽にできるというメリットがあります。
また、つなぎタイプはトイレに行く時に苦労することがありますが、セパレートタイプならそういった心配がないという点も、作業効率を考えた上では大きなメリットと言えるでしょう。また、上下別サイズで選べるというのもセパレートタイプの特徴です。
上半身に比べて下半身が太い場合など、上着をMサイズ、ズボンをLサイズといった選び方ができるので、自分の体型にジャストフィットの作業服を着て作業することができます。サイズが合わない作業服は作業効率の低下にもつながるため、こうした点もセパレートタイプのメリットとなっています。
作業服のズボンのいろいろなデザイン
作業服の上着はジャケットタイプやポロシャツ、防寒着などさまざまなタイプがあるので、選ぶ時にはいろいろチェックする人も多いと思いますが、ズボンはあまり考えずに選んでしまうという人も多いのではないでしょうか。
しかし、作業服のズボンにもいろいろあるので、特徴などをしっかりチェックした上で選ぶことをおすすめします。作業服のズボンの形は大きくノーマルズボンと、ももの部分にポケットが付いているカーゴズボンに分けることができます。
カーゴズボンはノーマルズボンに比べてポケットの分太く見えてしまいますが、ポケットにはちょっとした工具や小銭、携帯電話などを入れておけるので便利です。あまり持ち物が多くない人や、作業中と言えどもできるだけすっきり見せたい場合はノーマルズボンがおすすめと言えるでしょう。
また、ノーマルズボンもカーゴズボンもタックの数によって見た目のデザインや履き心地が変わって来ます。タックの数が多くなるほど、ゆとりがあるデザインになるため動きやすくなるというメリットがあります。一方でタックの分だけふくらんだようなデザインになるため、太く見えてしまうというデメリットもあります。
そのため、動きやすさと見た目のどちらを優先するかは、作業内容や作業するシーンに合わせて選ぶようにすると良いかもしれません。
作業服のズボンを購入する時の注意点
作業服のズボンを購入する時に注意したいのがサイズについてです。作業服のズボンは普通の洋服と違い、少し大きめに作られていることがあります。そのため、普段履いているズボンのサイズに合わせて選んでしまうと、サイズが合わないことがあります。
また、同じサイズでも作業服のメーカーやデザインによって寸法が違うことがあるので、試着をした上で購入するのがおすすめと言えます。また、防寒目的で中にズボン下などのインナーを着用することもあると思いますが、そういった場合もサイズ選びをきちんとしないときつくて捌けないことがあるので注意が必要です。
ズボンの中に何枚もインナーを着用したくない場合は、裏にボアが付いたズボンがおすすめです。
作業服のズボンの購入方法について
作業服のズボンの購入方法には次のような方法があります。1つは作業服専門店のような実店舗で購入する方法で、直接ズボンを手にとって見ることができたり、その場で試着した上で選べるというメリットがあります。わからない点があればすぐに店員に聞けるのもメリットとなっています。
しかし、中には近くに作業服専門店がない人や、忙しくて実店舗に足を運ぶことができないという人も多いと思います。そういった人におすすめなのは作業服の通販でズボンを購入する方法です。その場で試着することはできませんが、豊富な品揃えの中から自分にぴったり合ったサイズや、好みのデザインのズボンを購入することができますし、サイズや素材についての説明も詳しく書かれているので安心です。
もし、サイズの心配がある場合は、到着後でもサイズ交換が可能な作業服の通販を選ぶようにすると良いでしょう。